キョウヒョウシリーズ 簡易レビュー
今回は自分が使用した粘着ラバーの王道であるキョウヒョウシリーズのレビューをしていきます。
紅双喜とニッタクの計4種類を簡易的ですがレビューしていきます(価格、重さ、硬度は一年半前に使用したため記憶が曖昧なので大半は割愛させていただきます)
※主にフォア(特厚)で使用したので、フォアで使った時のレビューとして参考にして頂ければ幸いです。
紅双喜、NEO3省狂(ブルースポンジ)
①「弾みはターボオレンジよりやや劣るかくらいであり、テンションからの移行でも違和感は感じにくいです。前陣、中陣向けラバーです」
②「ドライブの回転量はターボブルーとほぼ同等であり、キョウヒョウシリーズの中では最高グレードの国狂に次ぐ性能があると思われます。スピードは紅双喜のオレンジスポンジより出ますがターボオレンジよりは劣ると感じました。また癖玉はキョウヒョウシリーズの中では出にくいと思います」
➂「台上の操作は粘着らしく万能です。サーブは回転は並み以上はありますが、回転量はディグには劣ると思います」
④「已打底のおかげで硬度の割に柔らかく感じる。柔らかく感じるためか下回転打ちもやりやすい」
⑤「2~3週間が経つと己打底の効果が切れ、弾みに違和感を感じます。己打底込みで性能を考慮すると寿命は短いと言えます(それでも回転性能に違和感を感じない為、使えると言えば使えます)」
紅双喜、NEO3省狂(オレンジスポンジ 特別硬度37度)
①「弾みはターボブルーよりは弾みますがターボオレンジ、ブルースポンジよりは劣ると感じました。弾みは己打底の加工で底上げされているのでテンションからの使用でもそこまで違和感は感じませんでした。前陣、中陣向けラバーです」
②「多くの中国選手がバックで使用しているとの事ですが、フォアでもドライブの回転量はブルースポンジより、やや劣る程度でフォアで使える性能は十二分にあると思います。スピードは他の3種のキョウヒョウよりは劣りますが、その代わりに癖玉の出やすさは断トツであり、個人的には一番好きなキョウヒョウです。バックのドライブは難しいですがブロックはやりやすく、相手の回転を利用することで様々な変化でミスを誘える性能があります」
➂「台上の操作は粘着らしく万能です。サーブは回転は普通より少しかかる程度です」
④「硬度が37度と記されているため柔らかく感じます。全体的に相手の回転に対してコントールがしやすいです」
⑤「2週間が経つと己打底の効果が切れ(ブルースポンジより己打底の持ちは良くないと感じました)、弾みに違和感を感じる。己打底込みで性能を考慮すると寿命は短いと言えます。ブルースポンジと違い弾みの劣化による性能の劣化の感じ具合は顕著で、ブルースポンジと比べると己打底の効果が切れた後に使用するのは厳しい性能と感じました」
Nittaku キョウヒョウプロ3 ターボブルー
①「弾みは他の3種類より圧倒的に弾まなく、ある意味粘着ラバーらしさを一番感じるラバーであると思います。しっかりと力を込めれば疲れますが弾みは出ます。前陣、中陣向けラバーです」
②「ドライブの回転量は紅双喜のブルースポンジとほぼ同等であり、癖玉の出やすさは紅双喜のオレンジスポンジに次ぐ性能があります。スピードは紅双喜のオレンジスポンジに近いかやや劣るくらいのスピードです。イメージとしては紅双喜のブルースポンジとオレンジスポンジの中間にある性能をしているイメージです」
➂「台上の操作は紅双喜のキョウヒョウと同じくらい良いです。サーブの回転量は個人的には3種類の中で一番かかったと感じました」
④「凄まじく重く硬いラバーです。硬さ的にはXIONのオメガ7チャイナ影より全然硬いです。このラバーの性能を発揮させるには、かなりの力とスイングスピードが必要であり、体格の良さも必要になるかもしれません。硬いためブロックはやりやすく、意外と下回転打ちも問題なく打つことが出来ました」
⑤「1ヶ月ほどで弾みに違和感が発生し、回転がかけにくくなった感じがします(已打底は当然ない筈ですが、寿命の可能性あり?)」
Nittaku キョウヒョウプロ3 ターボオレンジ
①「4種類の中では一番テンションに近い弾みがあり、テンションから粘着を試して見たい人にはお勧めであります。前陣向けラバーです」
②「ドライブの回転量は他の3種類と比べると並みと言ったところで回転量は劣りますが、弾みのおかげでスピードがあるので一発で打ち抜く性能はターボオレンジが他の3種類より優れていると思います。ただし、回転量が並みであるため中陣から後陣の打ち合いは厳しく感じました。他に特筆すべき点としてはミート打ちが断トツでやりやすく、ミート打ちを多用する人に一番合うキョウヒョウだと思います」
➂「台上の操作はテンションに近い弾みなので、他の3種類よりかは特別やりやすさは感じませんでした。サーブの回転量は並み程度だと思います」
④「やや硬く感じますがドライブでは違和感を感じる程は硬くないと言ったところです、下回転打ちも問題なくやりやすいです」
⑤「ターボブルーと同じく1ヶ月ほどで弾みに違和感が発生し、前陣では問題ないのですがターボブルーより回転量が不足しているためか中陣ではネットに行く頻度が増えたと感じました」
以上で商品の簡易レビューを終わります。
キョウヒョウシリーズの性能は素晴らしく09CやハイブリッドK3と言った粘着テンションより変化で戦うラバーであるため変化で相手のミスを誘うには最適なラバーと言えます。
特に紅双喜の特別硬度のオレンジスポンジが気に入り2ケ月半ほど継続していました(他のキョウヒョウは1ヶ月半ほど)
しかし己打底の成分が残っている期間が実質的な寿命であるためコスパの悪さで継続を断念して寿命が長い09Cに戻した経緯があります。
性能の劣化に敏感な人には意外と紅双喜のキョウヒョウは継続にお金がかかるかもしれません(Nittakuの方も何故か1ヶ月ほどで弾みが落ちるため、コスパは良くないかもしれません)
ただ中国選手に憧れる人や、テンションとは違う戦い方を模索する人は紹介した4種類のラバーはディグニクスシリーズほど高額ではないので1枚は試して見ても良いかもしれません。