シュガー思考な卓球ブログ

卓球の用具レビューを主にします。レビューはあくまで個人的意見に基づくものなので参考程度にして頂ければ幸いです。使用ラケットは、張本インナーフォースFL ディグニクス09C、ディグニクス09C

ディグニクス09C レビュー

まず初めに一言、このラバーは……

多くのプロが使用している粘着テンションの中ではトップと言っても過言ではないラバーです!

 

 

主な商品情報

 

ラバーの種類『粘着テンション』

 

スピン(バタフライ表記)『13』 

スピード(バタフライ表記)『13』

 

スポンジ高度『44』

 

重さ(カット時)『特厚で約49g前後』

 

価格『8500円前後』

 

 

 

 

 

 

商品に対するレビュー

 

『価格』・・・まず目を引くのが8000円以上する高額ラバー(汗)。ディグニクスシリーズのネックは、やはり何と言っても値段でしょう。

下記に書きますが寿命が長いとは言え上級者向けラバーと言われるため中々に手に取りづらいのが現実でしょう。

個人的には、楽天市場は送料無料が多く、会員のランク次第ですがポイントが特定の日に最大で10倍になるので仮にディグニクス8500円で買い1000ポイント入手+クーポンなどを使えば実質的に7500円前後で買えたことになりお得です(子供の方で親御さんが楽天を使われていれば購入の際に相談しても良いかもしれません)

ただ、やはり高額なのには変わりないので購入は、慎重にした方がいいでしょう(もし使用して合わなかったらオークション、メルカリで出せば状態が良ければ3000円くらいで売れると思います)

 

 

『寿命』・・・個人的にはディグニクスシリーズの中では一番寿命が長く社会人の練習量であれば3ヶ月~4ヶ月は持つと思います(ディグニクス05、80、64は2ヶ月~3ヶ月ほど)

 

 

『スピン性能』・・・粘着テンション、テンションの中でも最高クラスの性能があります。

最低でもディグニクス05と同等以上はあると思います。

 

 

『スピード』・・・ディグニクス05などのテンションと比べると流石にスピードは劣りますが、粘着テンションにおいては最高クラスのスピードを持っていると思います。

個人的に多くの粘着、粘着テンションを使った筆者としては、このスピードの虜となりずっと使用しています(笑)

 

 

『硬度』・・・記載されている数値よりずっと柔らかく感じますが、これはどのディグニクスにも言える事だと思います。ただし、甘えたスイングや妥協した打ち方をした場合は固さを感じますが、ドイツ系と比べれば柔らかいと感じる部類です。

 

 

『重さ』・・・特厚は49g前後とドイツ系のハイエンドラバー並みに重いですが、この性能で充分に抑えた方だと思います。

 

 

『弾み』・・・弾みはテンションより劣りますが粘着系の中では弾む部類でテンションからの移行でも違和感は感じないと思われます。

 

 

『ドライブ・フォア&バック』・・・ドライブの軌道はディグニクス05と比べると低く80に近いですが、軌道は山なりになってくれるのでフォアとバック共にスイングに問題がなければドライブは台にしっかりと収まってくれます。

また粘着テンションの中では後ろから打っても回転がしっかり残り、バックでも相手の台に入ってくれるのが特に良く感じました。

硬さのおかげで打ち合いにも負けない強みがあり、ディグニクスシリーズ特有の回転を上書きできる能力も09Cには備わっています。

また台上ドライブも引っ掛かりが良いのでやりやすいです。

ディグニクス05と比べるとスピードとバウンド直後の伸びは劣りますが、回転力と、やや球質にバラつき(粘着ラバーの中では最低限程度のバラつき)があるのと軌道の関係で筆者が09Cのドライブを受けた際はディグニクス05よりブロックが難しくオーバーミスが多発しました。

また個人的ではありますが下回転をドライブする時はフォオのドライブはテンションと同じ打ち方でも問題ないですが、バックはやや弾くようなぶつける打ち方が適していると思います。

 

 

『チキータ』・・・バックはやや硬いため慣れが必要ですが上に持ち上がりさえすればチキータは基本的に安定して入ります。

ただし、粘着テンションであるためスピードは不足しており、ただ送るだけでは相手に狙い打たれることが多くなります。

最初筆者は、これに悩みバックは微妙だと思いましたが、粘着らしい沈む球、ナックルの出やすさ、チキータの際に、横に擦るように回転をかけるイメージで打った際に相手の台で急激に曲がり相手を詰まらせる点は、通常のテンションにはない良さがあります。

チキータで一撃で抜くことを目指すならテンション、バウンド直後の様々な変化で相手のミスを誘うなら09Cと言った選択だと筆者は考えています。

 

 

『スマッシュ』・・・やや硬さを感じますがスピードは問題ないです。あえて難点を上げるなら威力を出すなら結構なスイングスピード(要するにパワー)が必要だと思います。

 

 

『カウンター』・・・個人的には安定してカウンターができます。ディグニクスシリーズの中では80が一番カウンターがやりやすく、他のディグニクスが同等と言った感じです。

 

 

『ブロック』・・・ディグニクスシリーズの中では硬さのおかげでディグニクス05よりブロックはしやすく、ドライブを抑えられる点は良いですが、ただ当てるだけでは回転の影響を受けやすく結果としてコントロールが難しく感じました。

この為、ディグニクスシリーズを扱う際は様々な回転に対して当てる角度を理解する必要があります。

ただしディグニクスシリーズは相手の回転を上書き出来る強みがあり咄嗟に上にスイングすれば上回転の良いブロックになりますが、シートの関係か回転自体には敏感である為、単純なブロック、コントロールに安定性を求める方は柔らかくコントロールに優れたテナジー05をお勧めします。

 

 

『ツッツキ・ストップ』・・・粘着の部類らしくストップは短く、しっかりと止まります。相手のサービスからの攻撃を防ぐには最適です。

微妙な点はディグニクス05と比べると台の奥にツッツキに送った際のスピードが物足りないため相手を詰まらせづらい事です。

 

 

『サーブ』・・・粘着テンションらしく弾みは抑えめなので、ややコツが入りますが、ディグニクスシリーズとして並みのラバーを追随を許さない回転力で相手からサービスエースを取れます。

 

以上の点を簡単にまとめると。

 

①価格は高額(おすすめは楽天市場

 

②ドイツ系並みに硬く、重い(高度よりは柔らかく感じる)

スピン、速度、弾みは粘着テンションでもトップクラス。

 

➂ドライブ、チキータ、スマッシュ、カウンター、ツッツキ、ストップ、サーブ、いずれも値段に恥じない高性能で通常のテンションよりも変化も付けられる。

 

④あらゆるスピードはハイエンドラバーのテンションと比べると劣り、バックのチキータは狙い打たれる危険性がある。

 

⑤しっかりとしたスイングを行えるパワーがないと性能を発揮できない。

 

以上で商品のレビューは終わりです。

 

09Cは多くのプロが使用しており、筆者もお財布事情で、様々な09Cに変わるラバーを模索し続けたが探せば探すほど唯一無二の性能と言わざるを得ない性能のラバーでプロが使うのも納得できる性能でした。

個人的には他のディグニクスと違い使えば使うほど良さが分かり手に馴染む感覚があるので扱えないと思っても1ヶ月は扱うべきだと思います(筆者は3ヶ月は使いこなすのにかりました(笑))

2022年11月、使い続ける内に新たに発見した所があった為、一部の内容を修正、更新しています。