シュガー思考な卓球ブログ

卓球の用具レビューを主にします。レビューはあくまで個人的意見に基づくものなので参考程度にして頂ければ幸いです。使用ラケットは、張本インナーフォースFL ディグニクス09C、ディグニクス09C

ブルースターA1 レビュー

DONICの最新のOPTEスポンジを採用したラバーであり、粘着テンションの中でもトップクラスの弾みと速度のあるラバーです!!

 

 

 

 

主な商品情報

 

ラバーの種類『粘着テンション』

 

スピン (DONIC表記)『11++』 

スピード(DONIC表記)『11++』

コントロールDONIC表記)『5+』

 

スポンジ高度『52.5°』

 

重さ(カット時)『特厚で約55g前後』

 

価格『10%~20%の割引で7500円~8300円』 メーカー希望小売価格『9460円』

 

 

商品に対するレビュー

 

『価額』・・・ディグニクスに匹敵する高価格帯のラバーで、レビューが少ないため手が出しにくいラバーですが性能はディグニクスに追随する値段相応のラバーだと思います。

 

 

『寿命』・・・週1の練習で3ヶ月くらいは問題なく性能を保っていたので、寿命は平均よりやや長いラバーです。

 

 

『スピン性能』・・・回転性能はディグニクス09Cより僅かに劣りますが、ディグニクス09Cに比べると、そこまでのインパクトを必要とせず回転をかけやすかったです。

 

 

『スピード』・・・粘着テンションの中では筆者が打った現時点の粘着ラバーの中で、最もテンションに近い威力を誇っていると感じました。

 

 

『硬度』・・・硬度の割には球持ちが良く扱いやすかったです。

 

 

『重さ』・・・特厚は粘着テンションの中でも重い部類です。全体的に扱いやすいラバーですが、この重さがブルースターA1の最大のネックと思います。

 

 

『弾み』・・・粘着テンションの中でもテンションに近い弾みを持ち、弾みはディグニクス09Cを上回っています。

 

 

『ドライブ』・・・ドライブの軌道は高めであり、ディグニクスシリーズと比べるとインパクトもそこまで必要としないので、安定してボールが持ち上がります。

粘着テンションの中でもトップクラスの弾みを持つ為、中陣から後陣の打ち合いには強く硬度のおかげで他者のトップラバーとも張り合える性能があります。

下回転打ちも弧線が高い為、安定して持ち上がります。

ただし、粘着らしい癖玉やディグニクス09Cのような急激な伸びがない為、ラクザZエクストラハードと同様にラリーになりやすい特徴があります。

また注意点としては弾みがテンションに近い為、普段から粘着系を扱っているプレイヤーはオーバーミスが増える可能性があるのでスイングの調整が必要になるかもしれません。

 

 

『バック・チキータ』・・・全体的に扱いやすくチキータも安定して持ち上がり、硬度のおかげでバックの打ち合いにも強いです。

弾みがある為、スピードも出るので粘着テンションの安定感とスピードを両立したいプレイヤーには合うラバーだと思います。

 

 

『スマッシュ』・・・テンションラバーに近い弾みを持つ為、スマッシュは可もなく不可もなく出来ると言った評価です。

 

 

『カウンター』・・・硬さの影響もあり、基本は安定したカウンターが出来ます。

カウンター性能は、K3やディグニクス09C と変わりないと感じました。

 

 

『ブロック』・・・ブロックは硬度のおかげで相手の回転の影響を受けづらく安定したブロックを行うことができます。

 

 

『ツッツキ・ストップ』・・・弾みがあるので、粘着テンションの中では通常のテンションと同じくストップ、ツッツキには調整が必要となります。

 

 

『サーブ』・・・回転量は粘着テンションの中でも豊富であり、下回転のサーブもしっかりとかかります。

 

 

以上の点を簡単にまとめると。

 

 

①高価格で、重量、硬度は上級者向け。

 

②粘着テンションの中ではトップクラスの弾みとスピードを持ち、粘着テンションに必要なインパクトをそこまで必要としない。

 

➂回転量は粘着テンションの中でも豊富であり、ドライブの弧線も高く、サーブもしっかりと切れる。ドライブ、カウンター、スマッシュ、サーブなどの技術はそつなくこなせる。

 

④普段から粘着を扱うプレイヤーには弾み過ぎると感じる可能性がある。

 

以上で商品のレビューは終わりです。

 

ブルースターA1は一言で表すならディグニクス09Cの回転性能を落として、弾みとスピードを上げたラバーと言える程に特徴が似ている扱いやすいラバーだと感じました。

ディグニクス09Cに、もう少しスピードと弾みを求めるプレイヤーには最適なラバーであると思いますので手が出しにくい値段ではありますが値段に見合った性能はあると思います。

唯一の難点は重量が55gと重い点であり、両面に貼った際の重量には注意が必要となります。

ラクザZエクストラハード

ヤサカの粘着ラバーであり、粘着ラバーの中でもトップクラスに弧線が高いラバーです!!!

 

※このラバーは友人が使用していたのを使わせて頂いた為、長期間使用が出来ていません。また、自分が使用した時の感想と、友人の使用感を参考にレビューしています。

 

 

 

主な商品情報

 

ラバーの種類『粘着テンション』

 

スピン (ヤサカ表記)『14+』 

スピード(ヤサカ表記)『11-』

コントロールヤサカ表記)『9』

 

スポンジ高度『52~57°』

 

重さ(カット時)『特厚で約54g前後』

 

価格『30%OFFで4500円前後』 メーカー希望小売価格『6600円』

 

 

 

商品に対するレビュー

 

『価格』・・・値段は最近のラバーに比べると高額ではない為、手に取りやすい価額だと思います。

 

 

『寿命』・・・友人の使用時で2ヶ月~3ヶ月くらいで、平均的なラバーの寿命でした。

 

 

『スピン性能』・・・回転自体は09Cに近い性能があり、回転をかける技術に不満は感じなかったです。

 

 

『スピード』・・・普通にドライブを打った際のスピードは粘着ラバーの中では別段速くはありませんでしたが、ドライブ、スマッシュを打つ時に面を被せると弧線が低くなり一発で打ち抜ける性能があります。

 

 

『硬度』・・・硬度の割にはシートが柔らかい為、扱いやすかったです。ただし、スポンジ自体は硬度通りの硬さを感じます。

 

 

『重さ』・・・特厚は粘着テンションの中でも重い部類です。また、ヤサカのラバーは重量にバラつきがあるので、継続して使用するなら通販より割高になったとしてもショップで重量を図って頂き購入するのをお勧めします。

 

 

『弾み』・・・弾みはテンションには劣りますが、K3や09Cとの差は感じなかったです。

 

 

『ドライブ』・・・ドライブの軌道はゴールデンタンゴに似た高めで、台にしっかりと収まる性能です(面を被せながら振ると直線的なボールになります)

弧線が高い為、ループ、台上でのドライブも安定して行えます。

弧線の高さも弾みもある為、中陣、後陣から打ち合える性能もあり、硬さの影響で他者のトップラバーに押し負けない性能です

中陣、後陣からでも回転がしっかりと残るため、後ろに下がっても威力があります。

ただし、09C程の急激な伸びもなく、K3のような粘着特有の変化も弱く、安定感こそありますが変化で戦うラバーではない為、ラリーになりやすい特徴があると感じました。

また、硬度と重量があるラバーなのでしっかり振れなければ威力が出せない上級者向けです。

 

 

『バック・チキータ』・・・今回はバックで使用していない為、正確な評価は出来ませんが、弧線が高い関係上、チキータは安定すると思われます。

硬度も硬い部類なのでバックでの打ち合いも安定すると考えています。

 

 

『スマッシュ』・・・微粘着でテンションラバーに近いのでスマッシュは可もなく不可もなく出来ると言った評価です。

 

 

『カウンター』・・・硬さの影響と、弧線が高い関係上、カウンターは非常にやりやすいです。

特に相手のドライブに対して瞬間的にラケットを上に上げると、打点が速くても弧線の高さでネットにかからずカウンターが決まる点は09C、K3に無い利点でした。

個人的に、ラクザZエクストラハードの最大の良さはカウンターの精度の高さにあると筆者は思っています。

 

 

『ブロック』・・・ブロックは当てるだけだと硬さの影響か、ネットに落ちることが多く、粘着テンションの中では当てるだけのブロックは難しいと感じました。

基本はブロックの際はカウンターを意識してラケットを上に上げた方が良いと思います。

 

 

『ツッツキ・ストップ』・・・粘着らしくストップは短く、しっかりと止まります。

 

 

『サーブ』・・・回転量が豊富なラバーである為、サーブも十分にかかります。

 

 

以上の点を簡単にまとめると。

 

①価格は安いが、重量、硬度は上級者向け。

 

②粘着テンションの中ではトップクラスの弧線の高さを持つ(弧線の高さで、弾みも十分)

 

➂回転量は粘着テンションの中でも豊富であり、ドライブの弧線も高く、サーブもしっかりと切れる。ドライブ、カウンター、スマッシュ、ツッツキ、ストップ、サーブなどの全体的な技術はそつなくこなせる。その中でもカウンターは特に良い。

 

④硬度と重量の関係で、しっかり振れる力が必要。

 

以上で商品のレビューは終わりです。

 

ラクザZエクストラハードは、お求めやすい値段であるにもかかわらず性能自体は、他者のトップラバーと競い合える性能である点が驚きでした。

使用する前は威力に特化したラバーと思っていましたが、全体的な性能で見ても、どの技術も問題なく行えるバランスの良いラバーだと感じました。

唯一気になった点は、筆者が愛用している09Cと比べると、一発で打ち抜く際にスイングを打ち分ける必要があるところで、この点が技術的なレベルで問題ない方か、弧線の高さを活かした安定重視のラリーで勝負する前提の方にはうってつけのラバーであると思います。

キョウヒョウシリーズ 簡易レビュー

今回は自分が使用した粘着ラバーの王道であるキョウヒョウシリーズのレビューをしていきます。

紅双喜とニッタクの計4種類を簡易的ですがレビューしていきます(価格、重さ、硬度は一年半前に使用したため記憶が曖昧なので大半は割愛させていただきます)

 

※主にフォア(特厚)で使用したので、フォアで使った時のレビューとして参考にして頂ければ幸いです。

 

紅双喜、NEO3省狂(ブルースポンジ)

 

 

 

①「弾みはターボオレンジよりやや劣るかくらいであり、テンションからの移行でも違和感は感じにくいです。前陣、中陣向けラバーです」

 

②「ドライブの回転量はターボブルーとほぼ同等であり、キョウヒョウシリーズの中では最高グレードの国狂に次ぐ性能があると思われます。スピードは紅双喜のオレンジスポンジより出ますがターボオレンジよりは劣ると感じました。また癖玉はキョウヒョウシリーズの中では出にくいと思います

 

➂「台上の操作は粘着らしく万能です。サーブは回転は並み以上はありますが、回転量はディグには劣ると思います」

 

④「已打底のおかげで硬度の割に柔らかく感じる。柔らかく感じるためか下回転打ちもやりやすい

 

⑤「2~3週間が経つと己打底の効果が切れ、弾みに違和感を感じます。己打底込みで性能を考慮すると寿命は短いと言えます(それでも回転性能に違和感を感じない為、使えると言えば使えます)」

 

 

紅双喜、NEO3省狂(オレンジスポンジ 特別硬度37度

 

 

 

①「弾みはターボブルーよりは弾みますがターボオレンジ、ブルースポンジよりは劣ると感じました。弾みは己打底の加工で底上げされているのでテンションからの使用でもそこまで違和感は感じませんでした。前陣、中陣向けラバーです」

 

②「多くの中国選手がバックで使用しているとの事ですが、フォアでもドライブの回転量はブルースポンジより、やや劣る程度でフォアで使える性能は十二分にあると思います。スピードは他の3種のキョウヒョウよりは劣りますが、その代わりに癖玉の出やすさは断トツであり、個人的には一番好きなキョウヒョウです。バックのドライブは難しいですがブロックはやりやすく、相手の回転を利用することで様々な変化でミスを誘える性能があります」

 

➂「台上の操作は粘着らしく万能です。サーブは回転は普通より少しかかる程度です」

 

④「硬度が37度と記されているため柔らかく感じます。全体的に相手の回転に対してコントールがしやすいです

 

⑤「2週間が経つと己打底の効果が切れ(ブルースポンジより己打底の持ちは良くないと感じました)、弾みに違和感を感じる。己打底込みで性能を考慮すると寿命は短いと言えます。ブルースポンジと違い弾みの劣化による性能の劣化の感じ具合は顕著で、ブルースポンジと比べると己打底の効果が切れた後に使用するのは厳しい性能と感じました」

 

 

Nittaku キョウヒョウプロ3 ターボブルー

 

 

 

①「弾みは他の3種類より圧倒的に弾まなく、ある意味粘着ラバーらしさを一番感じるラバーであると思います。しっかりと力を込めれば疲れますが弾みは出ます。前陣、中陣向けラバーです」

 

②「ドライブの回転量は紅双喜のブルースポンジとほぼ同等であり、癖玉の出やすさは紅双喜のオレンジスポンジに次ぐ性能があります。スピードは紅双喜のオレンジスポンジに近いかやや劣るくらいのスピードです。イメージとしては紅双喜のブルースポンジとオレンジスポンジの中間にある性能をしているイメージです」

 

➂「台上の操作は紅双喜のキョウヒョウと同じくらい良いです。サーブの回転量は個人的には3種類の中で一番かかったと感じました」

 

④「凄まじく重く硬いラバーです。硬さ的にはXIONのオメガ7チャイナ影より全然硬いです。このラバーの性能を発揮させるには、かなりの力とスイングスピードが必要であり、体格の良さも必要になるかもしれません。硬いためブロックはやりやすく、意外と下回転打ちも問題なく打つことが出来ました

 

⑤「1ヶ月ほどで弾みに違和感が発生し、回転がかけにくくなった感じがします(已打底は当然ない筈ですが、寿命の可能性あり?)」

 

 

Nittaku キョウヒョウプロ3 ターボオレンジ

 

 

①「4種類の中では一番テンションに近い弾みがあり、テンションから粘着を試して見たい人にはお勧めであります。前陣向けラバーです」

 

②「ドライブの回転量は他の3種類と比べると並みと言ったところで回転量は劣りますが、弾みのおかげでスピードがあるので一発で打ち抜く性能はターボオレンジが他の3種類より優れていると思います。ただし、回転量が並みであるため中陣から後陣の打ち合いは厳しく感じました。他に特筆すべき点としてはミート打ちが断トツでやりやすく、ミート打ちを多用する人に一番合うキョウヒョウだと思います」

 

➂「台上の操作はテンションに近い弾みなので、他の3種類よりかは特別やりやすさは感じませんでした。サーブの回転量は並み程度だと思います」

 

④「やや硬く感じますがドライブでは違和感を感じる程は硬くないと言ったところです、下回転打ちも問題なくやりやすいです」

 

⑤「ターボブルーと同じく1ヶ月ほどで弾みに違和感が発生し、前陣では問題ないのですがターボブルーより回転量が不足しているためか中陣ではネットに行く頻度が増えたと感じました」

 

 

以上で商品の簡易レビューを終わります。

 

キョウヒョウシリーズの性能は素晴らしく09CやハイブリッドK3と言った粘着テンションより変化で戦うラバーであるため変化で相手のミスを誘うには最適なラバーと言えます。

特に紅双喜の特別硬度のオレンジスポンジが気に入り2ケ月半ほど継続していました(他のキョウヒョウは1ヶ月半ほど)

しかし己打底の成分が残っている期間が実質的な寿命であるためコスパの悪さで継続を断念して寿命が長い09Cに戻した経緯があります。

性能の劣化に敏感な人には意外と紅双喜のキョウヒョウは継続にお金がかかるかもしれません(Nittakuの方も何故か1ヶ月ほどで弾みが落ちるため、コスパは良くないかもしれません)

ただ中国選手に憧れる人や、テンションとは違う戦い方を模索する人は紹介した4種類のラバーはディグニクスシリーズほど高額ではないので1枚は試して見ても良いかもしれません。

 

ハイブリッドK3 レビュー

ティバーが誇る最新の粘着テンションであり、粘着テンションの中でもトップクラスの弾みを持つラバーです!

 

※ハイブリッドK3は筆者がディグニクス09Cの代わりとして試した1枚である為、09Cとの対比が多く書かれています。

 

 

主な商品情報

 

ラバーの種類『粘着テンション』

 

スピン (ティバー表記)『130』 

スピード(ティバー表記)『118』

コントロールティバー表記)『100』

 

スポンジ高度『53』

 

重さ(カット時)『特厚で約50g前後』

 

価格『30%OFFで6000円前後』 メーカー希望小売価格『8470円』

 

 

 

商品に対するレビュー

 

『価格』・・・ドイツ系のラバーの中では高額に部類されますがディグニクスシリーズと比べると手に取りやすい価格です。

ただし高額ラバーの例に漏れず上級者向けラバーであるため、購入自体はこのサイトを含めた様々なレビューを参考にして頂いた方が良いと思います。

 

 

『寿命』・・・寿命は1ヶ月半~2ヶ月とドイツ系にしては劣化は早いと思われますが、社会人の練習量であれば2ヶ月半は持つと思います。

 

 

『スピン性能』・・・粘着テンションの中では回転量は筆者の使用感では並みと言った感じです。ヨーラのゴールデンタンゴより回転量は少し劣り、ディグニクス09Cと比較すると一段階ほど回転性能は劣ると言った感じです。

 

 

『スピード』・・・軽打の時点ではスピードはディグニクス09Cと大差はなく、弾道自体は低いので体感では速く感じます。

 

 

『硬度』・・・硬度で記載されている数値に比べると扱いやすく感じます。

打った時の硬さはキョウヒョウに似たカチッとした硬さを感じるラバーです。テンションから移行してこのラバーを使いたいプレイヤーには独特な硬さを感じる可能性があります。

 

 

『重さ』・・・特厚はドイツラバーらしい重さですが、ラバーの性能は良いため重量そのものは抑えられていると思います。

 

 

『弾み』・・・弾みはテンションには劣りますが、弾み自体は09Cに近い性能があります。

 

 

『ドライブ』・・・ドライブの軌道は低め(粘着テンションの中では)ですが軌道は山なりになるため、台にしっかりと収まる性能です。

ループ、台上でのドライブも安定して行えます。

粘着テンションの中では癖玉が出やすく09Cとの違いは、この癖玉にあると筆者は思っています。

また硬さのおかげで打ち合いにも強く前陣から中陣での打ち合いは他者のトップラバーとも競り合える性能があります。

ただし後陣からは回転が最後まで残らず打ち合いでは不利になると感じました。

下回転打ちはしっかりスイング出来れば基本はネットに落ちず弧線の低さもあって一発で打ち抜ける性能があります。

注意点としては異質系やカットマンの下回転を持ち上げる際にスイングを少しでも甘えるとネットに直行する点です。この為、これらの戦型を相手にした場合は常に自分から回転をかける意識とスイングが必要になります。

回転量が並みである為、相手から良いブロックを貰う可能性も高いです。

 

 

『バック・チキータ』・・・チキータは硬さと弾道の関係で難しい部類です。

弾道自体が低いのとフォアに比べると振れない分、癖玉が出にくいです。また硬さの為、安定感を出すのも難しくバックに貼ってチキータ、ドライブをするメリットはないと筆者は思いました。

スピードは出ますがテンションに比べると劣る為、スピードを求めるならテンションを使用する事をお勧めします。

このラバーはフォア専用と言っても良いかもしれません。

 

 

『スマッシュ』・・・スマッシュは09Cと同等と言った所です。テンションラバーと比べてもスマッシュは可もなく不可もなく出来ると言った評価です。

 

 

『カウンター』・・・硬さの影響もあり、基本は安定したカウンターが出来ます。

カウンターの性能自体は09Cと変わりはないと感じました。

 

 

『ブロック』・・・硬さの影響なのか回転の影響を受けづらくブロックは安定します。

粘着テンションで弾みも抑えられる為、ブロックのコントローラもやりやすかったです。

回転に敏感な09Cと比べるとどっしりと構えられる点は非常に良かったです。

 

 

『ツッツキ・ストップ』・・・粘着らしくストップは短く、しっかりと止まります。

 

 

『サーブ』・・・サーブは弾道が低いのもあり、低いサーブが出ます。

回転性能は並みである為、回転量を活かしてサービスエースを取るのには不向きなラバーだと感じました。

 

以上の点を簡単にまとめると。

 

①価格、重量、硬度はドイツ系のハイエンドラバーとして平均的。

 

②粘着テンションの中ではトップクラスの弾みと速度を持つ。

 

➂回転量は並みで粘着テンションの中ではドライブの弧線とサーブは低めである。ドライブ、スマッシュ、カウンター、ツッツキ、ストップ、サーブなどの全体的な技術はそつなくこなせる。

 

④フォア向けのラバーでしっかりスイング出来る上級者向けのラバーである(個人的には体格が良いプレイヤーが使うのに適していると思います)

 

以上で商品のレビューは終わりです。

 

ハイブリッドk3は全体的なバランスは09Cに近い位置にいると思ったのが使用した時の第一印象でした。

そして同時に思ったのが09C以上に妥協が出来ない上級者向けラバーと言う点と通常の力に加えヨルジッチ選手の様に体格の良さから出せる遠心力が必要だと感じました。

筆者の身長は高くないため、このラバーのパフォーマンスを発揮できないと思いラバーの使用を断念しました。

 

また個人的な評価ですが09Cより単純なスピードはあるのですが、それ以外で勝っている性能が見当たらなかったのも継続に至らなかった理由です(癖玉の出やすさ、ブロックの安定感に関しては、09Cではバウンド直後の急激な伸びるのある変化、伸ばすブロックで代用できるため優劣は感じなかったです)

ただし性能そのものは粘着テンションの中でもトップクラスである為、性能を発揮できる人と09Cは高くて買えないと言った人にはお勧めできるラバーだと思います。

 

ディグニクス09C レビュー

まず初めに一言、このラバーは……

多くのプロが使用している粘着テンションの中ではトップと言っても過言ではないラバーです!

 

 

主な商品情報

 

ラバーの種類『粘着テンション』

 

スピン(バタフライ表記)『13』 

スピード(バタフライ表記)『13』

 

スポンジ高度『44』

 

重さ(カット時)『特厚で約49g前後』

 

価格『8500円前後』

 

 

 

 

 

 

商品に対するレビュー

 

『価格』・・・まず目を引くのが8000円以上する高額ラバー(汗)。ディグニクスシリーズのネックは、やはり何と言っても値段でしょう。

下記に書きますが寿命が長いとは言え上級者向けラバーと言われるため中々に手に取りづらいのが現実でしょう。

個人的には、楽天市場は送料無料が多く、会員のランク次第ですがポイントが特定の日に最大で10倍になるので仮にディグニクス8500円で買い1000ポイント入手+クーポンなどを使えば実質的に7500円前後で買えたことになりお得です(子供の方で親御さんが楽天を使われていれば購入の際に相談しても良いかもしれません)

ただ、やはり高額なのには変わりないので購入は、慎重にした方がいいでしょう(もし使用して合わなかったらオークション、メルカリで出せば状態が良ければ3000円くらいで売れると思います)

 

 

『寿命』・・・個人的にはディグニクスシリーズの中では一番寿命が長く社会人の練習量であれば3ヶ月~4ヶ月は持つと思います(ディグニクス05、80、64は2ヶ月~3ヶ月ほど)

 

 

『スピン性能』・・・粘着テンション、テンションの中でも最高クラスの性能があります。

最低でもディグニクス05と同等以上はあると思います。

 

 

『スピード』・・・ディグニクス05などのテンションと比べると流石にスピードは劣りますが、粘着テンションにおいては最高クラスのスピードを持っていると思います。

個人的に多くの粘着、粘着テンションを使った筆者としては、このスピードの虜となりずっと使用しています(笑)

 

 

『硬度』・・・記載されている数値よりずっと柔らかく感じますが、これはどのディグニクスにも言える事だと思います。ただし、甘えたスイングや妥協した打ち方をした場合は固さを感じますが、ドイツ系と比べれば柔らかいと感じる部類です。

 

 

『重さ』・・・特厚は49g前後とドイツ系のハイエンドラバー並みに重いですが、この性能で充分に抑えた方だと思います。

 

 

『弾み』・・・弾みはテンションより劣りますが粘着系の中では弾む部類でテンションからの移行でも違和感は感じないと思われます。

 

 

『ドライブ・フォア&バック』・・・ドライブの軌道はディグニクス05と比べると低く80に近いですが、軌道は山なりになってくれるのでフォアとバック共にスイングに問題がなければドライブは台にしっかりと収まってくれます。

また粘着テンションの中では後ろから打っても回転がしっかり残り、バックでも相手の台に入ってくれるのが特に良く感じました。

硬さのおかげで打ち合いにも負けない強みがあり、ディグニクスシリーズ特有の回転を上書きできる能力も09Cには備わっています。

また台上ドライブも引っ掛かりが良いのでやりやすいです。

ディグニクス05と比べるとスピードとバウンド直後の伸びは劣りますが、回転力と、やや球質にバラつき(粘着ラバーの中では最低限程度のバラつき)があるのと軌道の関係で筆者が09Cのドライブを受けた際はディグニクス05よりブロックが難しくオーバーミスが多発しました。

また個人的ではありますが下回転をドライブする時はフォオのドライブはテンションと同じ打ち方でも問題ないですが、バックはやや弾くようなぶつける打ち方が適していると思います。

 

 

『チキータ』・・・バックはやや硬いため慣れが必要ですが上に持ち上がりさえすればチキータは基本的に安定して入ります。

ただし、粘着テンションであるためスピードは不足しており、ただ送るだけでは相手に狙い打たれることが多くなります。

最初筆者は、これに悩みバックは微妙だと思いましたが、粘着らしい沈む球、ナックルの出やすさ、チキータの際に、横に擦るように回転をかけるイメージで打った際に相手の台で急激に曲がり相手を詰まらせる点は、通常のテンションにはない良さがあります。

チキータで一撃で抜くことを目指すならテンション、バウンド直後の様々な変化で相手のミスを誘うなら09Cと言った選択だと筆者は考えています。

 

 

『スマッシュ』・・・やや硬さを感じますがスピードは問題ないです。あえて難点を上げるなら威力を出すなら結構なスイングスピード(要するにパワー)が必要だと思います。

 

 

『カウンター』・・・個人的には安定してカウンターができます。ディグニクスシリーズの中では80が一番カウンターがやりやすく、他のディグニクスが同等と言った感じです。

 

 

『ブロック』・・・ディグニクスシリーズの中では硬さのおかげでディグニクス05よりブロックはしやすく、ドライブを抑えられる点は良いですが、ただ当てるだけでは回転の影響を受けやすく結果としてコントロールが難しく感じました。

この為、ディグニクスシリーズを扱う際は様々な回転に対して当てる角度を理解する必要があります。

ただしディグニクスシリーズは相手の回転を上書き出来る強みがあり咄嗟に上にスイングすれば上回転の良いブロックになりますが、シートの関係か回転自体には敏感である為、単純なブロック、コントロールに安定性を求める方は柔らかくコントロールに優れたテナジー05をお勧めします。

 

 

『ツッツキ・ストップ』・・・粘着の部類らしくストップは短く、しっかりと止まります。相手のサービスからの攻撃を防ぐには最適です。

微妙な点はディグニクス05と比べると台の奥にツッツキに送った際のスピードが物足りないため相手を詰まらせづらい事です。

 

 

『サーブ』・・・粘着テンションらしく弾みは抑えめなので、ややコツが入りますが、ディグニクスシリーズとして並みのラバーを追随を許さない回転力で相手からサービスエースを取れます。

 

以上の点を簡単にまとめると。

 

①価格は高額(おすすめは楽天市場

 

②ドイツ系並みに硬く、重い(高度よりは柔らかく感じる)

スピン、速度、弾みは粘着テンションでもトップクラス。

 

➂ドライブ、チキータ、スマッシュ、カウンター、ツッツキ、ストップ、サーブ、いずれも値段に恥じない高性能で通常のテンションよりも変化も付けられる。

 

④あらゆるスピードはハイエンドラバーのテンションと比べると劣り、バックのチキータは狙い打たれる危険性がある。

 

⑤しっかりとしたスイングを行えるパワーがないと性能を発揮できない。

 

以上で商品のレビューは終わりです。

 

09Cは多くのプロが使用しており、筆者もお財布事情で、様々な09Cに変わるラバーを模索し続けたが探せば探すほど唯一無二の性能と言わざるを得ない性能のラバーでプロが使うのも納得できる性能でした。

個人的には他のディグニクスと違い使えば使うほど良さが分かり手に馴染む感覚があるので扱えないと思っても1ヶ月は扱うべきだと思います(筆者は3ヶ月は使いこなすのにかりました(笑))

2022年11月、使い続ける内に新たに発見した所があった為、一部の内容を修正、更新しています。